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2008年9月22日 (月)

建築学会PD:「よい復興」とは?

建築学会広島大会の都市計画委員会PDにパネラーとして出席.
震災復興まちづくり模擬訓練が26地区くらいに広がっていること,この事実をまずはPR,そして実施できた地区にはどのような条件があったのか,を現段階では主観的にではあったが報告し,話題提供とした.

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討議で応答したことは次の2点.
1点目に,「神戸型復興まちづくりのバージョンアップ」をめざすとするが,9/11に出された遠州鉄道上島駅の土地区画整理事業をめぐり,「計画決定段階で訴えることの合理性」を認める最高裁判断もふまえ,具体的にはどのようなことなのか,という質問.2点目に震災復興を不連続点と考えるならば,震災復興を通してどんな再構築があったか,考えられるのか,というパネラー全員に対する質問.
1点目の点については,「計画づくり」に改善の余地がなかったか,という点.すなわち,神戸市で市全域スケールと84条地区(復興事業地区)という構成だったのに対し,事業地区を含む「地区」の単位での「復興まちづくり計画」というプロセスを東京の震災復興マニュアルでは明示し,職員向け図上訓練を実施していること,また,そのような地区の計画を考慮できるとすると,制度的な検討余地として,建築基準法84条もしくは被災市街地復興特別措置法に基づく「建築制限」手法が計画論的にみて改善の余地があること.
2点目の点については「再構築」を被災地のフィジカルな面だけでなく,都市計画を取り巻く法制度,計画システム,なりわいとする専門家,までを対象とするならば,東京の事前復興まちづくりや仮設市街地研究会の活動が,阪神淡路大震災に影響を受けた「再構築」と考えられるのではないか,と応えた.
現在進行形の私の報告と応答であったが,いかがだったであろう.ここ2週間くらい,いろいろと悩んでいたが,懇意にしていただいている先輩の研究者から「かっこいい研究はそうそう,できない.僕たちは前を向いてやっていくだけ」というアドバイスも一つのきっかけとなり,それなりの提起ができたのではないか,と思っている.

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