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2009年2月

2009年2月17日 (火)

町田地域ケア会議 災害時要援護者対応にかかる講習会

ちょっとした縁があって,「社会的弱者」について考える催しをお手伝いする機会に恵まれた.これまで問題意識は持っていたものの,具体的な「要点」がわかっておらず,講師としてお越しいただいたNPO阪神高齢者障害者支援ネットワークの宇都さんに助けられた.
今回会場となった町田市金井地区の「清風園」は昭和34年の開園で,その当時,付近はまだ家がぽつぽつという状況だったそうです.開園にあたり,スタッフ募集を地域でおこなったりと,開園から現在に至るまで「地域に開かれているんですよ」と職員の方から伺った点が印象的だった.1980年代後半に東京の郊外にできた福祉施設は地域と無関係な場合も少なくなく,災害時および復旧復興のシナリオを考える上で,大きな課題と感じていたからだ.
2009march_machida
【市古なりのまとめ】



  1. 講習会(グループワーク)の目的について

  2. ケア会議メンバーは,①地元町会,②民生児童委員,③福祉施設職員,④社会福祉協議会など福祉団体職員,から構成されており,日常的に高齢者や障碍者に接したり,ケアーの現場で活動されている.
    一方で巨大地震時にどのような状況になるか,日常的なサービスが提供できない,避難所への誘導や負傷者ケアーなど応急対応,学校避難所を中心とした避難生活での支援の必要など,非日常の視点で,必要な準備を考えておく必要がある.
    本日のグループワークでは,避難生活に焦点をあてて,生じるであろう問題を検討し,準備策の具体化までは難しくとも,課題を明確にすることができれば,目的を果たせると考えた.
  3. 金井周辺地区における災害時の弱者対応に関する課題

    • 避難所運営会議での準備,マニュアルづくりが必要(特に避難所の受付対応が大事).

    • 町会の役員は数年で交代する.知識を継承させていくしかけが必要.

    • 清風園,その他福祉サービス施設は,災害時に職員が出勤できない可能性もある.地域で対応しなければならない面も出てくる.

    • 複数の単位町会で各小中学校を避難所にしている.場合によっては,単位町会ごとに近隣防災拠点をつくり,物資や情報のブランチとすることも効果的だろう.

    • 金井周辺地区における「要援護者」の発生予想数を試算しておくことも大事.町田市によれば,市として「要援護者」の想定人数は約8,000人(人口の約2%)



  4. 金井周辺地区の災害時の資源と長所

    • 火災を防げれば,直接被害はほとんど抑えることができるだろう.
      清風園があり,地域との協力関係が築かれていること

    • 地域ケア会議が立ち上げられ,日常的に関係者の「顔の見える関係」があること

    • 町田消防署,鶴川出張所との日常的な関係も資源になる.



  5. 最後に

    • このような講習会は,地元,行政,福祉関係機関,消防署が持っている情報をその場でオープンにして,情報を共有できた上で議論できるという「場」がもてる点が長所.日常的な「顔の見える関係」は非日常で最も有効.

    • よって,準備の段階から,地域メンバーにも入ってもらい,知りたい情報をリクエストすることも大事.

    • いわゆる「共助」は,日常時と異なる災害時に,行政ができないこと,福祉関係機関ができないこと(日常時のサービス水準を確保できないこと)を理解し,地域でいかに緊急期間を乗り切るか,日常サービスを補完するか,その方法を検討しておくことが肝要.



2009年2月 5日 (木)

作為と裏作為

 都心での仕事の合間,写真家柴田敏雄さんの展覧会とMies Van Der Rohe Awards展を見る機会に恵まれた.
 建築家および技術者としての作為,逆にそもそもの作為の裏をついた作為的な構図の発見.
 その対比が興味深かった.
 「まちづくり」においては,これら2者の間を行ったり来たりしているのでは,と思う.
shibata_ticket

mies_ticket2009




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