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2010年12月19日 (日)

AIJ住宅系研究報告会 スマトラ島西部地震住宅再建調査報告

 建築会館で開催された第5回住宅系研究報告会で,スマトラ島西部地震からの住宅再建についての報告をおこなった.発表時間を2分ほど長く勘違いしており,肝心の現地調査を端折ることに・・反省.
 フロアから地域文化シンボルでありエスニシティでもある「ミナンカバウ」の影響もあるのでは,といった指摘もいただく.
 また有賀先生から,次のようなコメントをいただいた.

 Pokmas(住宅再建近隣組合)について,自分もスーダンの内戦からの復興において「ナフィアー」という地縁組織に対して,海外からのPlanning的な視点からの支援で,住まいや集落の再建を進めていった事例を思い出しました.そういった各国にある伝統的な地縁ネットワークに対して,いかに国際機関が提案するPlanning的なしくみを統合させていくか,そういった理論化が可能なのではないでしょうか.

 それに対して,次のような応答をさせていただいた.

 災害や内戦からの復興理論としての展望ができそうな気がしてきました.すなわち,災害復興論において,地縁組織を単位にPlanningをすすめ復興をはかる方法論,それは,阪神淡路の「復興まちづくり協議会システム」が世界的に見ても,一つの大きな貢献事例だと認識していますが,それだけでなく,私が直接知っている限りでも,1999年台湾集集地震における「社区総体営造」といった共通事例があるように思います.言い換えれば,共に大きな被害を被った地域コミュニティにおいて,相互に共感し,サポートするといった新しい関係性に対して,Planningという視点でいかに「住まい」と「まち」の再建を組み立てていくか,という理論化は日本の研究者だからこそ論立てすることが可能なのではないか,と感じました.
 
 そして建築学における「自分の立ち位置」も再認識できる機会となった.すなわち,1/100スケールの空間論への造詣をこれからも深めつつも,空間に加えて,人,情報,資金といった様々な資源を,Planningという視点から,構想し,統合させていく,という意味で.

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