« 2012年1月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年2月

2012年2月25日 (土)

文部科学省 首都減災Projectの成果報告会

 2007年度から5年間で実施された,文部科学省首都直下地震,被害軽減・減災特別プロジェクト,の防災系チームの成果報告会に参加.首都大チームとしての成果報告をさせていただく.
 報告資料をココに置きます.

 最後のパネルディスカッションでは,文科省の担当者の方から「事前復興というアプローチの広がりを興味深く思った,次の一手として何を一番重視するか」とご質問いただく.中林リーダーから「地積調査」の事例に触れながら,応答があったが,プロジェクトを担当させていただいて,僕自身として「見えてきた取り組むべく最重要の課題」と考えるのは次の3点.

  1. 仮設住宅用地の事前確保については,これまでも指摘いただいてきた内容.訓練対象地の敷地諸元に応じて,プランニングの質をあげる必要があると同時に,大災害後のオープンスペース利用のニーズは,仮設住宅用地に留まらず,ガレキ置き場や,商店街や保育園・幼稚園,福祉施設といったさまざまな用途があるハズ.「時限的市街地」を一箇所集中でなく,地域の中に埋め込んでいく,という視点だが,これについても深掘りが必要.供給と管理の主体の問題も含めて

  2. 311以降の津波被災地の動向を踏まえて,東京での事前復興まちづくりのニーズとして感じたことは,「長期化する避難生活フェーズ」への対応準備.八王子市別所の事例でも,集合住宅管理組合の「防災マニュアル」は学校避難所への避難誘導と介助で終わっている.復興訓練では「その先」のプロセスをデザインする訳だが,避難生活期,言い換えれば,ライフライン復旧までの生活支障期への対応準備として,地域からのニーズは大きいと思われる.

  3. 事前復興まちづくりへの意見として,最近特に気になっているのが「地域協働という際の『地域』とは『市民』とは,いったいどんな層を差しているのか」という点.確かに,そこはあまり厳密にせずに進めてきた.すなわち,町内会・自治会といった地域組織を核にしつつ,そこに関心を持ってくれる層の参加を呼びかけ,歓迎する立場をとってきた.「活動する市民」を核とする「事前復興まちづくり」の可能性もカタチにしていきたいと思っている.種は捲きつつある.

 

« 2012年1月 | トップページ | 2012年4月 »

書かせていただきました

無料ブログはココログ
2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

To mail