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2012年7月

2012年7月29日 (日)

Vulnerability と Resiliency

 Resiliency(強靱性)は,3.11以降,建築・都市・国土計画の分野で,大きく取り上げられ続けているワードの1つだ.
 僕自身は,Disaster Researchの立場から,「Vulnerability(脆弱性)でいいじゃん」と事あるごとに主張しているのだが,あまり形勢はよろしくない.
 スマトラ島の復興調査メンバーである兵庫県立大学のY先生との議論で,日本でも生態学分野の研究において,311前からResiliencyに着目されていたグループがいることをお聞きする.さらに,the Resilience Allianceという活動も展開していることを知る.
 そのthe Resilience Allianceにおいて,Vulnerability と Resiliencyを相互比較し,相互乗り入れの利点を強調した論文がある.ざっと目を通したまま,放っておいたのだが,当方の研究を紹介する点からも,大事な視点を有しているので,添付で抄録をつけます.
 学生諸君は,下記の原著も読むように!

http://www.ecologyandsociety.org/vol15/iss3/art11/

 実は読後にすかさず想起したのは,1970年代の都立大災害研究グループを引っ張ったのも,地理学分野の先輩だったな,という点.中野尊正先生は,総合都市研究創刊号(1977)で「災害過程とは,サクセッション(遷移)過程である」と達観されていた.レジリエンス研究が注目する「外部ストレスに対するシステム変容」に,おおよそ四半世紀,先行していたことになろうか.

「SummaryOfRV.pdf」をダウンロード

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