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2018年7月

2018年7月19日 (木)

IPHS(国際都市計画史学会大会) in Yokohama

IPHS(国際都市計画史学会)の2年に一度の大会にご縁があって,参加させていただく.Titleは,
・Outcomes of community-based relocating recovery as regards to recovery planning theory.
気仙沼階上での復興まちづくり支援を改めて「都市計画学」の理論に位置づけていこうという発表.その中心的な構図は,

(1)日本における復興都市計画は,都市と地区のスケールから構成されてきた(1923年関東大震災,1995年阪神淡路大震災)

(2)都市と地区のスケールに加えて「建築」ないし「場所」のスケールの3つで建造環境の復興計画が構成される.

(3)民間都市計画家が貢献できるのは,地区のスケールで,再建者・行政と「復興の主体」を構築した上で,プランニングをしていく領域にあるのではないか.この点の証左として,気仙沼階上での小集団自力再建まちづくりを提示したい.

(4)気仙沼の達成し確認できた点として,
 ①被災者中心原理に基づく復興主体の形成
 ②空間デザインゲームなど平常時の「参加のまちづくり」手法の有効性
 ③小さな「みんなの空間」づくりの重要性.

(5)都市・地区・建築のスケールで言えば,地区の空間形成を共有することで,個々の再建者の建築,についても視野が広がったり,賢く家を建てる,ことにつながった.言い換えれば,地区→建築に対して,設計アイディアやその建築に対するプログラムの材料を提供しうるのではないか.一方で,地区→都市という大きなスケールへのコミットメントは,躊躇せず提案したり,もう少し工夫できる点が少なくなかったのではないか.それは,三陸沿岸地域の7年目の風景から,都市計画研究として考えなければならない点ではないか.

でした.最後の点に関連して「喪失感( sense of loss)」,というコメントもいただくなど,次への展開につながる場となりました.

2018iphs


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